真っ赤に流れる僕の血潮

一昨日、人生初めての献血に行ってきた。成り行きで。
そもそも、私が「献血してぇ～」と言い始めたのは高校時代にさかのぼる。

私は自分の血液型を知らない人間だった。育児手帳を見ても空欄になっているし母親に聞いても知らないという。なぜ知らないんだと問い詰めるとさあ何でやろなとはぐらかされるばかり。父がB型、母がO型なのでB型かO型には違いないという微妙なところまで分かっているのだが、その先がどうしても分からないままだった。まあ、輸血の必要に迫られた経験もないし正直知らなくても困らなかった。
でも、世間の人が皆何かしらの血液型に分類され私自身もどこかに属しているはずなのに、私は私のいるべきところを知らない。困らないけど、困らないけど･･･困るとか困らないとかの問題じゃなく何かが不安だ！！Bか！Oか！どっちだ！よく「Aっぽい」と言われるがもしAだったら私の家庭の事情が複雑なことになってしまう！

そんな私に一つの解決策を授けてくれたのが高校時代の友達だった。多分。彼女は献血が趣味だった。献血に行けばタダで血液型を調べてもらえる。しかも善いことをした人になれる。そうだ！献血に行こう！
しかし、結局流れに流れて献血には行かずじまいだった。一人で行くには勇気が足りず、友達を誘って行くほどの行動力もなかった。大学生になってからも私は言い続けた。「献血してぇ～」と。そして行かなかった。周りの友達はどうしたことがほぼ全員貧血の気があり献血できないという。一人で行くにはやっぱり勇気が足りなかった。

が！一昨日友達と遊んでいると、偶然にもすぐそこに献血ルームが！これは行くしかない。
ということで、行ってきたのです。
感想は･･･

思ったよりすぐできるもんですね。せっかく漫画が充実してたのに読む暇全くなしで残念。あと思ったより後がしんどかったです。いきなり400mlも献上して翌日からまともな食事をとらなかったからでしょうか？異様な睡眠欲（これは関係ないのだろうか？）と若干のふらつき。寝てても何か揺れてる･･･。今朝ようやく回復しました。翌日に肉でも食っときゃ良かったです。血を！肉を！
でもやっと自分の血液型が、落ち着くべき場所が分かって安心。これでいつ交通事故にあっても大丈夫だわ～とかそういう安心ではなく、ああ自分はあの人やあの人と同じ血液型なんだと。ようやく私にも市民権が！たまに「世の中の人間の性質を何の根拠もなくたった４種類に分けようだなんて言語道断だ！」と血液型別性格診断に異を唱える人がいらっしゃいますが、私からすればお前らその会話に入る資格があるだけ幸せと思え！と言いたい。

ちなみに、仮の検査ではO型でした。また色々検査とかした結果を郵送してくれるらしいです。すげー。また行きたいです。しまこさん、また行きましょう。