カンボジア出立一ヶ月前

実は今日この日、かつての同胞たちが今カンボジアにいたりする。多分。

何の同胞かというと、浪人時代、同じ予備校で同じ世界史の授業を受けた仲間たちである。そのときの世界史の先生が、『世界史チームへ　2008年2月22日の日の出の刻に、カンボジア・シェムリアップの某地点へ集合』とご自分のホームページで呼びかけてらっしゃった。私がこのＫ先生のホームページを久しぶりに見ようと思い立ったのは、奇遇にもカンボジア行きを決めたすぐ後だった。
もちろんこの集合は強制ではない。惜しかったな～と思う反面、K先生には恥ずかしくて顔合わせられないなとも思う。K先生はとてもアツくて、歴史を何で勉強しないといけないかを頭じゃなく体で分からせてくれた人だった。私は浪人したけどこの先生の授業を受けるためだったのなら少しも高くなかったと今でも思う。この当時の自分が、今の学業に何の熱意もなくてへらへら過ごしている自分を見たら、マジギレするだろう。先生の授業で、たくさんの歴史を作ってきた人たちの一生に少しずつ触れさせてもらって、感嘆したり自分のちっぽけさを思ったりしたなあ。自分は歴史を作る人になれるかなあ、何かしらできるに違いないと、大学に入ってからのことを意気込んだりしていたのは遠い昔のことのようだ。
自責の念に駆られると同時にむらむらと勉強したい欲求が湧き上がってきたので、カンボジアへ発つ前に少し勉強して行くことにした。何冊か本を読んで予習です。