メモ

読んだ本メモ。

ラッシュライフ

本『ラッシュライフ』伊坂幸太郎

金の亡者に魂売っちゃった絵描きとか泥棒とか宗教家？に傾倒してる青年とかダブル不倫でお互いの配偶者を殺す計画立ててるカップルとかリストラされたおじさんとか、全く別のシチュエーションにいる人たちそれぞれに焦点を当てるところから話が始まります。もちろん進むにつれてそれらが互いに絡み出すわけですが…これをどう絡めるのかしら？と思いつつ読んでて、からくりが見えた時の私の顔といったらムンクの叫びの人そのものでした。

伊坂幸太郎さんの小説を読むのはアヒルと鴨のコインロッカー→オーデュボンの祈りに続き三作目。前二作は伊坂ファンの友達のおすすめで読んだんですが、個人的には三つの中ならラッシュライフが一番好きかも。読みながら何度もすげー！すげー！と呟いてました。両方知ってる人には絶対わかってもらえると思うんだけどラーメンズと同じ匂いがするのよ！

というわけで、ラーメンズと騙し絵の好きな方はぜひ読んでみてください。何じゃそりゃ。